入魂の加工で際立つ性能
当社の業務の中で特に比重が高いのが金属熱処理加工。この作業では塩浴・ガス・真空の3種類の熱処理法が用いられています。熟練の技術者が70年の経験値を生かして挑む、技術の粋が集約されています。
いわき工場
熱処理を行う処理品に対し、油や錆のない清浄な状態にするために洗浄します。洗浄方法にはアルカリ、有機溶剤、超音波、真空などがあります。
ユニゾフ剤(尿素)を570℃に加熱された中性雰囲気炉内の処理品の周辺に供給し、浸炭窒化能の高いCOおよびNガスに完全に熱分解して行います。処理手順はほぼ自動化され、処理品を入れてボタンを押すと加熱と同時にN2が流入し、ユニゾフ剤を供給。一定時間後冷却が始まり終了します。
高温状態からすばやく冷やし、金属を硬くする処理法です。
焼入した金属は硬いものの弱いという欠点があります。それを補うため粘りを与える処理法です。
この段階では最終調整を行います。熱処理の過程で生じた歪みを矯正し、投射材を吹き付けてバリ取りなどを行い、さらに表面を丹念に仕上げます。
日々精密な熱処理を行う設備
熟練の技術を持つスタッフの
手で金属に命が宿ります
本社工場
大宮工場